感謝の気持ちが伝わる返礼品
大切な身内の葬儀に会葬いただいた方には、きちんと礼をつくす必要があります。故人のためにも、決して非常識なことがないよう対応しなければなりません。特に、返礼品に失礼があると、喪主や身内が恥ずかしい思いをするだけでなく、せっかく来てくださった方に不愉快な思いをさせてしまいます。
そこで、会葬してくださった方への感謝の気持ちを表すためにも、きちんとした返礼品を用意しましょう。そのポイントをお教えします。
返礼品とは
返礼品というのは、通夜、葬儀などに参列してくださった方にお渡しする品物のことをいい、細かく分けると4種類あります。
返礼品の種類
4種類の返礼品それぞれについて詳細をご紹介します。
通夜返礼品
通夜に参列してくださった方に、会葬礼状とともにお渡しするもので、もともとは通夜振る舞いに参加せずに帰られる方にお渡しするものでした。しかし、最近は、全ての方にお渡しするケースが多くなっています。
会葬返礼品
葬儀に参列してくださった方全員に(香典の有無に関係なく)、会葬礼状とともにお渡しする返礼品です。
香典返し(忌明け返し、もしくは当日返し)
香典をいただいた方にお礼としてお返しする返礼品です。
おもに四十九日(忌明け)に郵送でお返しするケースが多いですが、葬儀の当日にお渡しする場合(即日返し)もあります。
身内への返礼品
葬儀が終わったあと、親族に対し渡すお礼の品物で、必ず用意しなければならないものではありません。地域により考え方が異なりますので、依頼する葬儀社に相談するとよいでしょう。
返礼品の相場・目安
通夜返礼品、会葬返礼品の相場は、おおよそ500円~1,000円程度のものが多いようです。
次に、香典返しですが、お渡しするタイミングには、先に述べたように忌明けと当日の2通りがあります。忌明けにお渡しする場合の一般的な相場は、いただいた香典の約3分の1~半分程度となっています。
一方、当日お渡しする場合は、金額に関係なく同一のものを用意します。香典は、おおよそ5,000円~10,000円が見込まれますので、2,500円~3,000円程度のものを用意するとよいでしょう。ただし、高額の香典をいただいた場合は、別途忌明け返しをすることもあります。
身内への返礼品は、2,000円~3,000円程度が目安となるでしょう。
贈るもの、商品選定のいわれ
通夜返礼品と会葬返礼品は、同じものを用意しますが、内容は、無難なものにすることが多く、たとえば、ハンカチ、お茶などが一般的で、お礼状と清め塩を添えて用意します。
香典返しでも忌明け返しについては、金額ごとに一律で決めることが多いです。仏の世界に旅立つ姿である白装束が用いられることから、タオル、シーツなどの繊維製品が用意されることが多く、また、ゆっくりお茶を飲みながら故人をしのぶためにお茶やコーヒー、紅茶、お菓子、海苔が送られることも。特に最近は、カタログブックをお渡しし、ご自分の好きな商品を選んで直接販売店に申し込む、というシステムを利用する方が増えているようです。
香典返しの当日返しの場合は、持ち帰っていただくため、比較的軽いものを用意します。お菓子、お茶、タオルを用意されるケースが多いでしょう。
当社でも、心のこもったオリジナル会葬礼状、及びお茶、海苔、タオルなどの返礼品を多数ご用意しております。私どもにてていねいにサポートさせていただきますので、ぜひご利用ください。
礼状のポイント
お礼状は、返礼品に必ず添える必要があります。
また、作成時の注意事項としては、パソコンで作成するのはNGです。「時候の挨拶は入れない」「句読点は使用しない」「行頭を揃える」などのマナーも守りましょう。
やってはいけないこと
返礼品、香典返しをお渡しする際に、失礼のないよう注意しなければならないことがあります。
- 消耗品を選ぶこと(あとに残らないものを選ぶのが基本です)
- 忌明け返しの場合、できるだけいただいた金額に合わせ、
3種類程度は用意し、忌明け後1週間以内に郵送すること。 - 返礼品や香典返しに商品券などの金券をお渡しするのはNG
- 当日返しの場合、高額な香典をいただいた方には、改めてお返しを用意すること
- 当日手伝いをお願いした方には、別途お礼を用意すること
- 香典返しを辞退された方にも、香典返しをするのが基本
以上、返礼品に関するポイントをご紹介しましたが、その他、ご不明な点などがございましたら、当社にご相談ください。返礼品以外にも、葬儀に関することならどのようなことにもお答えし、サポートさせていただきます。
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