葬儀の前に確認する7つのポイント
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葬儀の前に確認する7つのポイント

葬儀は、故人との最期の別れを惜しむ大切な儀式。故人のためにも滞りなく見送ることができるよう、準備を進めなければなりません。そこで、葬儀の前に準備し、確認しておくべきポイントについてご紹介します。

◆ご遺体の安置場所(葬儀社か自宅か)を確認する

ほとんどの方が病院で亡くなることが多いため、葬儀までの間、ご遺体をどこに安置するのかを決め、搬送しなければなりません。ご遺体のそばで葬儀の準備をするためにもご自宅での安置が理想ですが、病院が提携している葬儀社の霊安室や斎場に安置することも可能です。ただ、葬儀社に依頼した場合は、そのまま葬儀を依頼せざるを得なくなり、費用が割高になってしまったというケースも…。そのため、ご遺体の搬送時の決断が、その後に影響することをふまえ、検討することが大切です。

◆喪主を確認する

葬儀の代表者である喪主は、通夜の前に決めておく必要があります。葬儀はもちろん、その後の仏事においてもその主催者となりますので、それを踏まえて決めましょう。喪主は、会葬者の弔問を受けたり僧侶への対応を行ったりと、遺族を代表して葬儀全体に気を配るという大切な役割を担っており、故人に一番近かった人が務めることになります。一般的には配偶者が務めますが、既に亡くなっている場合や高齢で難しい場合は、長男、次男…(男子がいない場合は、長女、次女…)という順で選ぶとよいでしょう。もしくは一緒に住んでいた子供が務めてもよいとされています。

◆葬儀の場所(会場)を確認する

葬儀を行う際は、こまごまとした内容を限られた時間内でスムーズに決めていく必要があります。どのようなスタイルで行うのか、どの葬儀社に依頼するのかも検討しつつ、場所を決定します。

*公営の斎場
*民営の斎場
*菩提寺(本堂、会館)
*セレモニーホール(葬儀社の施設、地域の集会所、貸しホールなど)
*自宅

上記のいずれかに申し込みを行いますが、火葬場が併設でない場合は、別途その手配が必要となります。また、葬儀社の施設を利用する場合は、当然ながらその葬儀社に葬儀を依頼することになるでしょう。菩提寺でも葬儀社を指定されるケースがありますので、事前に確認することが大切です。特に斎場は、希望しても混んでいて使用できないことがありますので、早めの対応が必要でしょう。

◆宗旨宗派を確認する

葬儀は、宗旨宗派のしきたりに合わせて、葬儀社が準備することになりますので、正確な故人の宗旨宗派を確認する必要があります(仏教式で行う葬儀で菩提寺がある場合は、その僧侶、住職などに依頼しましょう)。ちなみに、日本で行われる葬儀の95%以上が、仏式で行われています。

◆葬儀の内容・費用を確認する

具体的には、葬儀の規模や費用に関することを決めていきます。大切なことは、故人が生前、どのような葬式を望んでいたのかということ。その意思を尊重するのがベストですが、かかる費用も考慮したうえで決断することが必要です。無理のない範囲で行えるのかどうか、葬儀社と十分に調整しましょう。

◆葬儀の日程を確認する

基本的には、死亡日に納棺、その翌日が通夜、その次の日に葬儀、告別式が行われますが、朝亡くなった場合は、その日に通夜を行う場合もあります。ちみなに、法律では、死亡後24時間経過しなければ、火葬(埋葬)は認められないことになっています。

◆葬儀を運営する際の役割を確認する

葬儀は、その規模にもよりますが、遺族のみで運営するのは困難なものです。できれば、役割を分担してもらえる世話役を、知人などに依頼するとよいでしょう。依頼する役割は、受付、会計、進行、台所まわりなどです。

大変な人との別れは、突然やってきます。そのとき、慌てることなく、以上7つのポイントを十分に確認することが大切でしょう。



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